Pixel3でもgoogleの「レコーダー」アプリが文字起こしに対応（英語のみ）

Pixel4と同時に発表された、リアルタイム文字起こしができるボイスレコーダーアプリ。
Googleの発表会を見て、気になっていた方も多いと思います。

その注目のアプリが、ついにPixel3でも使えるようになりました。

さっそく試しに使ってみました。

英語のみだけど文字起こしできる

見た目や、使い方は超シンプル！

起動したら、画面下の録音ボタンを押すだけ。

録音中は、画面中央に録音レベルが表示されます。
画面下の、一時停止ボタンをタップすると、次の画面になります。

ファイル名（タイトル）の入力を促され、
再開（再度録音を開始）、保存、削除（保存せずに削除）が選択できます。
保存を選択すると、保存ファイルの一覧画面になります。

録音ファイルの再生ボタンをタップすると、その音声ファイルが再生されます。

途中で再生を止めたい場合は、一時停止ボタンをタップすれば再生が止まります。
再生ボタンでなく、タイトルの部分をタップすると、次のような再生画面になります。

画面下の再生ボタンを押すと、録音レベルを表示しながら、再生が始まります。
そして、「音声文字変換」の部分をタップすると、次のような画面になります。

このテストでは、「OK、Google」と録音してみました。
見事に文字起こしできています。
しかも、再生している部分の文字がハイライトされます。

次の画像では、再生が進み、後半の「Google」がハイライトされているのが分かります。

すごいですね。無料でここまでできるとは。

これは、もう議事録を自動作成するような高価なソフトは必要ないですね。
また、音声ファイルからの文字起こしをしている業者や、クラウドソーシングで文字起こしの受注をしているフリーランスの方も、今後は仕事がなくなってしまうかもしれません。

ちなみに、日本語をしゃべってみたところ、
無理やり英語に文字起こしされ、まったく意味の通じない文になってしまいました。

リアルタイムで変換

上記の例では、録音完了後に「音声文字変換」をしてみましたが、
リアルタイムで「音声文字変換」ができます。

録音中に「音声文字変換」をタップするだけです。

しゃべった言葉が、リアルタイムで変換されていく様子は見ていて楽しいです。

ちなみに、英語の発音が悪いと、なかなか思ったとおりに変換してくれません…。

検索も可能

文字起こしが自動でされているので、
例えば、「締め切り」はいつだって言われたっけ？
といったように、会議や打ち合わせで言われた内容を忘れても大丈夫です。

レコーダーアプリで録音しておけば、「締め切り」と検索すれば、「締め切り」としゃべっている個所を表示してくれるので、そこから再生してみるだけです。

画像の例では、「OK」としゃべっている部分を検索してみました。

該当する音声ファイルの、キーワードをしゃべっている部分が黄色く表示されています。

これは、かなり便利ですね。

音声はm4a、文字はtxtファイルに保存される

音声と、テキストはどのように保存されているか確認してみます。

再生画面で、メニューを開いてみます。

「Googleドライブに保存」を選ぶと、次のような画面になります。
音声ファイルのタイトル名が付けられた、m4aとtxtファイルが作成されているようです。

保存後、音声ファイルを再生してみます。

アーティスト名やアルバム名は入っていませんが、ちゃんと再生できました。
txtファイルの内容も確認してみましょう。

文字起こしした内容が、そのままテキストファイルに書き出されているようです。
このまま、ワードファイル等に張り付ければ、議事録も簡単に出来上がりますね。

日本語対応が待ち遠しい

リアルタイムの音声文字変換中に、画面中に「英語（アメリカ）」という表示があったので、他の言語に変換できるのかも？と淡い期待を抱いてタップしてみました。

結果は…、

やはり、現段階では英語のみ対応しているようです。

ただ、他の言語にも対応予定とわざわざ予告してくれています。

Pixel5が出るまでには、日本語対応してくれるとありがたいです。
できれば、春のPixel4a発売と同時くらいにお願いします、Googleさん！