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百貨の魔法
村山早紀 著
ポプラ社
1,600円+税
ISBN978-4-591-14272-1
2018年本屋大賞にノミネートされた作品です。
村山さんの作品を読むのは、これが初めてとなります。
いまや珍しくはなくなってしまった、閉店が噂される百貨店。
そこに伝わる願いをかなえる白い猫と、百貨店で働く人たちの心温まるお話です。
各章では、百貨店で働くひとがそれぞれ主人公となり、その方に関するお話が展開されていきます。
そして、全ての章に登場する謎のコンシェルジュの正体も、徐々に明かされていくという構成になっており、次のお話が楽しみになるようになっています。
全体の構成も秀逸ですが、各章のお話も感動的で、それぞれ短編として読んでも楽しめるくらいのものになっています。
最後のエピソードも、店員の皆さんがとても温かくて、こんな百貨店が実在するなら是非いってみたいと思ってしまいました。
百貨店が近くにないこともあり、私はほとんど百貨店にいったことがありません。
当然、コンシェルジュにお世話になったこともありませんが、このような店員の方たちの心がこもった接客姿勢が、百貨店が生き残っていくためのヒントなのかもしれません。
寒い冬に、心が温まるような感動的な本が読みたいと思っている方、是非読んでみてください。
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