当サイトは広告費で運営費をまかなっており、個人サイトが公平なレビューをする収入源の確保のため、ご理解いただけたら幸いです。
2019年11月27日。
Kyashから新しいカードを発行するというお知らせが届きました。
気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、公式の情報を元に、どんなカードなのか予想してみたいと思います。
(2019年12月2日時点の情報をもとに書いた記事です)
現状のKyash
現在のKyashのサービスは次のような特徴があります。
・バーチャルカードだけでも決済可能
・リアルカードを発行すると、ポイント還元が1%になり、決済上限金額もアップ
・支払いに使用するクレジットカードのポイントと2重取りが可能
特に、「ポイントの2重取りが可能」という点に惹かれて利用している方が多いと思います。
一方で、メインカードとしては使いずらい面もあります。
主なポイントは次のとおり。
・決済可能な金額が少ない
・定期的な支払いに対応していない
・一部の店舗で使えない
・決済額が100万円を超えると更新が必要
・3Dセキュア機能がない
決済可能な金額は、リアルカードを発行していても24時間・1回あたり5万。1か月で12万円です。
これでは、電化製品などの大きな買い物では使えません。
定期的に支払いが発生する、光熱費や家賃の支払い、各種定額使い放題サービスなどの支払いができません。
それに加え、通常のVISAのマークが追加カードでは決済可能な店舗でも、Kyashが使えないところもあります。ガソリンスタンドでも使えないことが多いです。
3Dセキュア機能がないKyashでは、d払い等のコード決済の支払い手段としてそもそも登録できなかったり、PayPayのように決済可能金額が下げられたりしてしまいます。
新カード徹底予想
新しいカードは、メインカードとしても使っていけるように、これらの使いにくさを全て解消してくるでしょう。
具体的には、次のようなカードになると予想します。
・年会費無料
・非接触決済対応
・2%のポイント還元(Kyashポイント)
・3Dセキュア機能対応
非接触決済については、カードのイラストにマークが描かれているので、対応してくるのは間違いありません。
その他は、ポイント還元率を除いて、いわゆる「普通に使えるクレジットカード」になるでしょう。
気になるのは、もちろんポイント還元率。
わたしは、
初年度だけでなく常に2%還元
と予想しています(若干希望も入っています)。
理由としては、
・LINE Payの新カードが初年度のみ3%還元
・2019年9月までは2%還元だった
・紐づけされているクレジットカード会社への手数料支払いがなくなる
まず比較対象になるのが、LINE Payの新カードです。
こちらは、初年度のみ3%還元と発表しています。次年度以降は未発表です。
後発のため、少なくともこれ以上のインパクトがないと使ってもらえません。
そうなると、初年度のみ3%と同等以上に還元するか、常時還元率を高くするかという選択肢になります。
わたしは、後者を取ると予想しています。
しかも、いままでは常時2%だったのが、10月から1%に下がりました。
1.5%では、他にも実現しているカードがあるため、インパクトが薄くなります。
最後の理由として挙げたのが、手数料。
今までは、支払い手段として登録されていたクレジットカード会社へ、決済されるたびに手数料を支払っていたはず。
これがきつくて、2%から1%に還元率を下げたものと思っています。
それが、自社カードになれば省けるので、そのぶんは還元額に上乗せできることになります。
そうなると、もともとやっていたし、2%くらいは還元できるのではないでしょうか?
他社も囲い込みしている
コード決済サービスは、どこも自社(グループ会社)のカードに対して、キャンペーンの対象外にしたり、還元額に差を付けたりしています。
コード決済は、現在シェア争いが非常に激しくなっています。
普及を優先させるため、手数料も一定期間は無料にしたり、クレジットカードと比較して安くするなどしています。
コード決済の会員数が増えて決済回数が増えると、購買のデータは集まりますが、手数料では儲かりません、
そのため、クレジットカードの会員数を増やして、普段の買い物でも使ってもらって手数料収入で稼ごうという作戦なのでしょう。
・PayPay→Yahoo! JAPANカード
・d払い→dカード
・楽天Pay→楽天カード
・ファミペイ→ファミマTカード
・au PAY→au WALLET
ざっと挙げただけで、これだけあります。
当然、LINE Payについても新カードのみの対応とするなど、囲い込みを行ってくると予想されます。
Kyashについても、新カードが発行された後は、
他社カードの還元率を0.5%に改悪する
などして、自社カードの普及と、自社カードの還元額確保を図る可能性も高いです。
個人的には、他社カードの利用については
2重取りはまだできるが、うまみがなくなる
ような還元率まで下げてくると予想しています。
そのため、P-one wiz、REX CARD、リクルートカードのような高還元率のクレジットカードを使われたとしても、自社カードの還元率を超えないような設定になるはず。
それを考えると、1.5%還元のP-one wiz+Kyashの0.5%還元で、Kyashの新カード2%還元(予想)と同等になります。
このことからも、2重取りのシステムは維持し、
・Kyashの新カードは2%還元
・他社カードは0.5%還元
になると思っています。
ひとまずメールを登録
ともかく、現段階では、LINE Payのカードと同様にに、詳しいことは全く分かりません。
詳しい情報を少しでも早く知りたいという方は、メールアドレスを登録しておきましょう。
注意事項を読んでみると、「あくまで、カードの申込みではない」と書かれています。
このあたりは、LINE Payとは違います。
さっそく、メールアドレスを入力して、「登録する」ボタンをタップしましょう。
これで登録完了です。
アプリやキャンペーンのお知らせもそうですが、シンプルなデザインで好感が持てます。
すると、登録したメールアドレス宛に、次のような登録完了メールが届きます。
あとは、新しい情報が届くまで待つだけです。
まとめ
最近は、クレジットカードによらず、初めに発売・登場を予告するお知らせを出すというやりかたが多くなってきています。
自動車業界でもそうですね。
トヨタのヤリス、ホンダのフィットも同じ手法をとっています。
詳細なスペックは全く発表されていませんが、試乗会や展示などは行われています。
おそらく、他社のサービスに客が流れるのを少しでも食い止めたいという意図があるのでしょうが、
はやく詳細な情報が欲しいですよね。
LINE Payの新カードは、Yahooとの経営統合や、準備が遅れているとの報道があり、雲行きが怪しくなってきました。
もしかしたら、PayPayに統合されるということもあるかもしれません。
そうなると、2020年はKyashの新カードに注目が集まります。
大いに期待して、年明けを待ちましょう!
キャッシュレス決済について、事前に調べておきたいという方は、こちらをご覧ください。
Kindle Unlimitedを契約している方は、こちらもどうぞ。
当サイトは広告費で運営費をまかなっており、個人サイトが公平なレビューをする収入源の確保のため、ご理解いただけたら幸いです。