通知カードでは10万円給付のオンライン申請はできません

令和2年4月20日、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」が閣議決定され、一人につき10万円が給付されることになりました。

詳しくは、総務省の「特別定額給付金(仮称)の概要」をご覧ください。

と、ここで終わってしまっては意味がありません。

当サイトでは、Pixel3とマイナンバーカードについての記事を何点か掲載しております。
今回は、これに関連して「10万円給付のオンライン申請」について詳しくみていきます。

重要なことなので、はじめにお伝えしておきます。
オンライン申請には、マイナンバーカードが必要です。

通知カードでは、オンライン申請ができません

申請はマイナポータルで

それでは、総務省の「特別定額給付金(仮称)の概要」を詳しく確認していきましょう。

今回の話題はオンライン申請なので、「給付金の申請及び給付の方法」を見てみます。
次の2つがあると記載されています。

(1)郵送申請方式
(2)オンライン申請方式(マイナンバーカード所持者が利用可能

いきなり、マイナンバーカードを持っていないとダメと書かれています。
しかし、これだけではなんで必要なのか分かりません。
さらに詳しく見ていきます。

オンライン申請方式の説明文には、次のように書かれています。

マイナポータルから振込先口座を入力した上で、振込先口座の確認書類をアップロードし、電子申請(電子署名により本人確認を実施し、本人確認書類は不要)

どうやら、「マイナポータル」で申請するようです。

マイナポータルのログインにはマイナンバーカードが必要

それでは、マイナポータルを見てみましょう。
(マイナポータルについて知りたい方は、内閣府の解説ページへ)

マイナポータルトップ

ここにも、一番目立つところに書いてあります。

「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」に伴う特別定額給付金(仮称)の申請については、後日ご案内しますので、今しばらくお待ちいただけますようにお願いいたします。
なお、マイナポータルで申請するためには、マイナンバーカードが必要となります。

たしかに、マイナンバーカードがいるようですが、どうして必要なのかはやはり分かりません。

マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書を利用

なぜマイナポータルのログインにマイナンバーカードが必要なのか?
その答えは、やはり総務省の「公的個人認証サービスによる電子証明書」というページに書かれています。

キーワードとなるのが、「公的個人認証サービス」です。

公的個人認証サービスとは、オンラインで(=インターネットを通じて)申請や届出といった行政手続などやインターネットサイトにログインを行う際に、他人による「なりすまし」やデータの改ざんを防ぐために用いられる本人確認の手段です。 「電子証明書」と呼ばれるデータを外部から読み取られるおそれのないマイナンバーカード等のICカードに記録することで利用が可能となります。

ようするに、
マイナンバーカードのICチップの部分に「電子証明書」が入っていて、それを使って本人確認することで安全にログインができる。
ということのようです。

通知カードには電子証明書が入っていない

通知カードは、ペラペラの紙でできています。
ICチップがついていないことは一目瞭然です。

ということは、ICチップがないので、通知カードには電子証明書が入っていないことがおのずと分かります。

通知カードではオンラインで申請できない

通知カードには電子証明書が入っていない。

つまり、
電子証明書による本人確認ができないため、通知カードではマイナポータルにはログインできない
ということになります。

これで、やっとマイナンバーカードがないとオンライン申請ができないという理由が分かりました。

通知カードで自分のマイナンバーが分かっていても、ダメなんですね。

マイナンバーカードがないと一度は役所へ行く必要あり

では、新型コロナに感染しないようにオンライン申請したいので、今からマイナンバーカードを作ろう!
と思っても、そう簡単にはいきません。

マイナンバーカードを作るには、役所に行く必要があるんです。

マイナンバーカードの発行には、次の2通りの方法があります。
・申請時に本人確認をして、郵送でマイナンバーカードを届けてもらう。
・役所に行かずに申請をして、役所でマイナンバーカードを受け取る。

結局、どちらも1度は役所に行って本人確認をする必要があります
(代理人に手続きを頼むこともできますが、本人が役所に行けない理由があるときに限られます)

つまり、現時点でマイナンバーカードを持っていない人は、役所に一度も行かずに10万円の給付を受けようとしたら
郵送申請方式を選択するしかない
ということになります。

役所に問い合わせても無駄。コールセンターへ。

実際に10万円の給付作業を行うのは各市区町村役場になりますが、今回の給付は国が決めたことです。

地元の役所に問い合わせても何も分かりません。
時間の無駄です。

専用のコールセンターを国が用意してくれているので、何かわからないことがあったら、そちらに問い合わせましょう。

【コールセンターの概要】
○連絡先 03-5638-5855
○応対時間 9:00~18:30 (土、日、祝日を除く)

Pixel3とマイナンバーカードでオンライン申請可能

最後に、Pixel3ならマイナンバーカードの読み込みに対応しています。
ついにPixel3もマイナンバーカードの読み取りに対応!

今回の10万円給付についても、Pixel3とマイナンバーカードがあればオンラインで申請できるはずです。

現状でできることは、
マイナポータルにログインできるか試しておく
ことくらいです。

あとは、給付方法の詳細が分かるまで、おとなしく待ちましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

現金チャージで最大2.5%ポイントもらえる
今すぐAmazonでチャージする!
現金チャージで最大2.5%ポイントもらえる
今すぐAmazonでチャージする!