【書評】実は怖い!みんな忘れてしまうパンデミックの恐怖(ウイルス大感染時代)

ウイルス大感染時代

NHKスペシャル取材班、緑慎也 著

KADOKAWA

1,500円+税

ISBN978-4-04-601877-9

約1年前にNHKで放送された「MEGA CRISIS 巨大危機 脅威と闘う者たち 第3集 ウイルス“大感染時代” ~忍び寄るパンデミック~」を基に書き下ろされたものです。(題名長すぎ…)
そのため、知識のない一般の方にもわかりやすい構成、表現になっており、新型インフルエンザやパンデミックの恐怖を、身近に感じ取れる内容です。

近年ではリオデジャネイロオリンピック時のジカ熱騒ぎが記憶に新しいところですが、日本人は騒ぎがあってもしばらくすると、きれいさっぱりそのことを忘れてしまいます。
SARSや新型インフルエンザはもちろん、阪神大震災や2011年の震災、原発の恐怖すら忘れられようとしています。
嫌なことを忘れるというのは、精神を守る上で重要な機能ですが、新しい脅威への防御という面ではマイナスに働きます。

パンデミックを防ぐには、感染しない努力はもちろんですが、他人に感染させないようにすることも重要です。
風やインフルエンザが流行している時期ですが、体調の悪いときは無理をして学校や会社に行くことはやめましょう。
他の人や会社、お客様に迷惑をかけるだけでなく、パンデミックにもつながる行為だという認識を持たなければいけません。

世間ではNHKの受信料制度に対して批判的な意見も多いですが、このような番組、書籍は非常に価値あるもので、多くの人に届いてこそ効果のあるものだと思います。
これからも、国民の「役に立つ」コンテンツ作りを期待しています。

 

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