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最近、マイナンバーカードを持っている人限定で、25%のポイント還元を受けられるという報道がでてきました。
ただ、現段階ではまだ検討中ということで正式発表ではありません。
総務省のマイナポイント公式サイトでも、
「令和2年度実施予定」となっており、
還元率にはいっさい触れられていません。
ポイントを受けられる手順も検討中となっており、
確定はしていない状態です。
しかし、
・キャッシュレス決済によるポイント還元が、2020年7月に終了
・2020年8月には東京オリンピックが終了
ということから、2019年の消費税増税の影響もあって、なにもしなければその後に景気が落ち込むことが予想されます。
その対策と、マイナンバーカードの普及という目的で、2020年9月から新たな景気刺激策が実施される確率は、かなり高いと思われます。
今回は、現在判明している情報から、自分がポイント還元を受けられるか確認してみました。
※2020年2月15日追記
2020年2月10日より、Pixel3でも正式にマイナンバーカードの読み込みに対応しました。
詳細は、こちら↓の記事をご覧ください。
ついにPixel3もマイナンバーカードの読み取りに対応!
ポイント還元を受けるまでの流れ
まずは、ポイント還元を受けられるようになるまでの流れを確認してみましょう。
マイナンバーカードの申請
↓
マイナンバーカードの受け取り
↓
マイキーIDの取得
ここまでが、絶対に必要になる作業です。
ここから先は、まだ検討中の状態です。
還元方法として、2パターンが例示されています。
(マイナポイント公式サイトより)
【パターン1】
キャッシュレス決済アプリで、連携するマイキーIDを設定
↓
キャッシュレス決済
↓
ポイント還元
【パターン2】
マイキーIDでマイナポータルにログイン
↓
還元を受ける電子マネーを登録
↓
電子マネーにチャージ
↓
プレミアム分も含めてチャージされる
いずれにしても、
・マイナンバーカードの取得
・マイキーIDの取得
この2点が必須になります。
ちなみに、どちらも手数料等は無料で、現時点で取得可能です。
マイキーIDの取得がやっかい
マイナンバーカードの取得方法は、既に全国民に通知されています。
番号通知カードが郵送されてきた際に、取得手順が書かれたものが同封されていました。
その手順どおりにやれば、だれでもマイナンバーカードを取得できます。
(そのため、今回の記事では取得方法については割愛します)
もし、通知カードや、手順を書いた紙が見当たらない場合は、役所に問い合わせてみましょう。
問題は、その後の「マイキーIDの取得」です。
地域によっては、マイナンバーカードを受け取ったときに、マイキーIDの取得までサポートしてくれる役所もあるようです。
というのも、マイキーIDの取得には
・マイナンバーカードの読み取りに対応した特定のスマートフォン
または、
・Windowsパソコンとマイナンバーカードの読み取りに対応したカードリーダー
が必要になるからです。
スマートフォンもパソコンも持っていない、高齢者の方はその時点でアウトです。
非常にハードルが高いですね。
Pixelシリーズは「利用者ソフト」が非対応
※2020年2月15日追記
現在は、Pixel3でもマイナンバーカードの読み取りができるようになっています。
詳しくは、こちら↓の記事をご覧ください。
ついにPixel3もマイナンバーカードの読み取りに対応!
それでは、まずはどのスマートフォンが使えるのか確認しておきましょう。
地方公共団体情報システム機構の公的個人認証サービスポータルサイトに
マイナンバーカードに対応したスマートフォン一覧
が掲載されています。
(リンク切れの場合は、ポータルサイトをご確認ください)
対応している端末には、
AQUOS
arrows
Xperia
Galaxy
iPhone
といったものが並んでいます。
ん?
Pixelが見当たりません。
OSにAndroidを搭載しているシリーズが並んでいるのに、Google純正で素のAndroidを搭載した
Pixelシリーズは非対応
になっています。
試しに、Google Playから、マイキーIDの発行に必要な「JPKI利用者ソフト」を検索し、インストールしようとしてみました。
確かに、インストールできません。本当に非対応のようです。
ちなみに、マイキーIDの発行もできると書かれている「マイナポイント」というソフトもあります。
こちらは、インストールできるようですが、Pixel3を使っているを使っている方が、うまく動作しないとレビューに書かれていました。
レビューでは、ほとんどの方が星1を付けています。
平均でも1.2と、見たこともないほどの低評価…。
どうやら、マイナンバーカードの読み取りに対応しているとされているスマホでも、動作していないようです。
ありえないですね。
Android搭載端末に対応するなら、まずはPixelシリーズに対応してから、他の機種に展開するべきではないでしょうか。
そうすれば、何か問題が起こったときに、OSの問題なのか、端末固有の問題なのかすぐ切り分けができます。
端末メーカーのGoogleが悪いのか、地方公共団体情報システム機構が悪いのか分かりませんが、早急に改善してほしいところです。
ということで、タイトルにあるとおり
Pixel 3では、マイナンバーカードを持っていてもポイント還元は受けられない
ということが分かりました。
PCの場合は、ICカードリーダーが必要
そうなると、どうすればポイント還元を受けられるようになるのでしょうか?
もうひとつの選択肢である、
PC+カードリーダーですね。
パソコンからマイキーIDを発行する場合は、まずマイキープラットフォームにアクセスします。
このサイトをみると、ID発行のためには、
・Windows 7, 8.1, 10のパソコン
・ブラウザ Internet Explorer 11 (IE11)
が必要であることが分かります。
Macはもとより、Windows標準のブラウザEdgeや、GoogleのChromeも現時点では非対応です。
わたしのパソコンは、メインで使っているのはChromeですが、IE11も入っているので大丈夫そうです。
つづいて、「対応ICカードリーダライタ」を確認してみます。
こちらは、地方公共団体情報システム機構の公的個人認証サービスポータルサイトに
マイナンバーカードに対応したICカードリーダライタ一覧
が掲載されています。
(リンク切れの場合は、ポータルサイトをご確認ください)
わたしは、SONYのRC-S370というカードリーダーを持っています。
住基カードを使って確定申告をする際に使っていたものです。
リストを確認してみると…
ありません!
「総務省指定」なのに!!
RC-S330と後継機種のRC-S380が載っているのに、なぜかRC-S370はありません。
ちなみに、ポータルサイトの上の方にある、「ご注意」のところをみると、
RC-S370も対応しているように見えます。
私のうちには、マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホ、リーダーがないことが判明してしまいました。
あとは、
・読み取りに対応したスマホに買い替える
・RC-S380か330を買う
・Pixel 3か Sony RC-S370が読み取りに対応するのを待つ
・役所でマイキーID取得の支援をしてくれるのを待つ
しかないようです。
ちなみに、一番安く済みそうなのは、RC-S380を買うこと。
(330は新品の購入ができないようです)
マイナンバーカードは早めに申し込みを
ここまで見てきたように、マイナンバーカードを取得したとしても、
わたしはポイント還元を受けられない
ということがわかりました。
そうなると、現時点でマイナンバーカードを取得するメリットはありません。
でも、わたしは次の観点からマイナンバーカードを申し込んでおきました。
・たぶん、Sony RC-S370は使える
・今後は発行申請する人が増え、窓口の混雑と、発行の遅延が発生する
・そのうち、保険証の代わりとしても使えるようにするという情報もある
※2019年12月8日追記
実際に検証したところ、RC-S370でもマイナンバーカードを読めました
PCでマイキーIDを発行してみた これでポイント還元の準備はOK!
ちなみに、わたしはキャッシュレス決済によるポイント還元が始まる直前の、
2019年9月下旬に発行の申請
をしました。
しかし、
11月末日現在、いまだに準備完了の連絡は来ていません…。
マイナンバーカードの申請には、3~4週間かかるとのことです。
それが、2か月(8週間)たっても発行されていません。
これは、報道にもあったとおり
公務員とその扶養家族に対して、マイナンバーカードを今年度中に取得するように強制
している影響があるのかもしれません。
それで、発行枚数が多くなり、時間がかかってしまっているのかと。
※2019年12月8日追記
申請から約10週間で、マイナンバーカードが発行できました。
このような状況なので、2020年7月のキャッシュレス決済による還元が終わった後に、マイナンバーカードの発行申請をしても、
2020年9月のマイナポイントによる還元開始に間に合わない
可能性があります。
もし、このポイント還元を受けたいと思っている方は、
本年度の確定申告が本格的に始まる前に発行できる、今の時期に申込んでおく
と良いです。
ちなみに、誕生日が近い方は、誕生日が来るのを待ってください。
というのも、マイナンバーカードに組み込まれている「証明書」の有効期限が
発行の日から5回目の誕生日まで
だからです。
マイナンバーカード自体の有効期限も、
発行の日から10回目の誕生日まで
となっています。
「証明書」の更新には、手数料がかかるとされていますので、誕生日直後に発行するのが一番長く使えることになり、おすすめです。
まとめ
マイナンバーカードを普及させようと、政府も必死です。
詳細が決まっていないうちからバンバン情報をだして、なんとか発行の申請をしてもらおうとしています。
そのため、準備不足や不手際が散見されますが、
25%の還元が受けられるなら、政府の思惑に乗ってみるのもアリ
かと思います。
みなさんも、ぜひ早めに「自分がポイント還元を受けられる環境にあるか」確認してみてください。
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