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たゆたえども沈まず
原田マハ 著
幻冬舎
1,600円+税
ISBN978-4-344-03194-4
2018年本屋大賞ノミネート作品です。
芥川賞・直木賞受賞作や候補作は、文学的な作品が多く、一般人には面白さを理解するのが難しいものもあります。
一方、本屋大賞は書店員の投票によるもので、私にとっては理解しやすく、おもしろいものが多いと思っています。
そのため、最近は本屋大賞ノミネート作品を中心に読んでいます。
ノミネート作品を読むのは、これが4作目となります。
本作品は、ゴッホの弟と、その友人である日本人画商を中心に、ゴッホ兄弟について史実を基に描いています。
巻末に参考文献のリストが載っていますが、これを見ると、もはや著者は「ゴッホ研究家」なのではないかと思ってしまいます。
私はゴッホの絵はもちろん、絵画、浮世絵などの知識はまったくないので、どこまでがフィクションなのか分かりませんが、それでも楽しめる作品になっています。
終盤では、悲惨な最期を遂げる兄弟、互いを思いやる兄弟愛に感動すること間違いなしです。
私も、もう少しゴッホの絵、ゴッホ兄弟、二人の日本人画商について知りたくなってきました。
参考文献もちょっと読んでみようと思っています。
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