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ジェットコースターの不具合に関する本ではありません。
USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のCMOを務める筆者の森岡氏が、画期的なアイデアを生み出す手法について書いた本です。
USJのV字回復の裏で何が行われていたのか。
それを振り返りつつ、どのようにして対策案を練っていったのかが分かります。
企画部門や、マーケティング部門に配属され、日々売り上げアップのアイデアを求められている社会人の方におすす
Amazonのレビューでは、4.4(2019年11月24日現在)となっています。
評価数も多く、高評価ですね。
画像引用:Amazonのレビュー
USJのV字回復の舞台裏
本の前半では、2010年からのV字回復の裏で、どのような戦略のもと数々の対策が考えられたかが描かれています。
さまざまなアイデアで、窮地を乗り切って行く様子は、物語としても十分面白いです。
ただ、本書の本質的な部分はそこではありません。
印象的なのは、
必ず必要条件を挙げて、それに合致するアイデアを考える
ということが徹底されていることです。
例えば、
・年度内に実現できること
・新規の設備投資は行わないこと
・十分な集客が見込めること
この条件に当てはまらないアイデアは考えません。
もし、年度内に実現でき、十分に集客できるアトラクションを思いついても、設備投資が必要ならそのアイデアは捨てるということになります。
考える前に条件を設定しておくことで、
ムダに考える時間を節約でき、当たる確率の高いアイデアを生み出すことができるようになります。
画期的アイデアを生み出す方法
筆者が考える、強いアイデアを生み出す確率を高める「イノベーション・フレームワーク」は、次の4つの柱で成り立っています。
1 フレームワーク
2 リアプライ
3 ストック
4 コミットメント
まず、「フレームワーク」で考えるべきポイントを絞る。
似たような事例の核心部分を参考にする「リアプライ」。
日頃から質的・量的に優れた情報を「ストック」する。
そして、最後までやり抜く決意の「コミットメント」。
それぞれの、詳しい説明・事例などは、本書を読んでいただければと思います。
筆者は決して「アイデアマン」ではなく、これらを駆使してアイデア生み出していたんですね。
とくに、2、3は日頃から努力をしていないといけません。
常に先進事例を研究し、大量に、そして実体験を基にした良質な情報を仕入れておく。
これができているからこそ、アイデアが思いつく(降ってくる)ということです。
成否のカギはコミットメント
この4つの柱の中でも、特に成否に直結するのは「コミットメント」。
絶対にアイデアを出すんだという決意をもって、アイデアが出るまで考え抜く
ことが重要です。
負けない秘訣は?と聞かれて、
勝つまで続けることです!
と答えるのと似ていますね。
あきらめて、妥協した案で物事を進めてはいけません。
まとめ
最近は、「思考法」に関する本をよく読んでいます。
成功するためには、
成功した方法を知るのではなく、
成功する方法を考える方法を知るのが近道
だからです。
この本は、manablogのマナブさんがおすすめしていたものです。
稼げる人の考え方を「リアプライ」するべく、ぜひ読んでみてください。
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